VRoid Studio でアバターを作って、kalidoface 3D で動かそう!
Kalidoface 3D とは、VRM 形式のアバターをブラウザで動かすことのできる Web ツールです。PC のカメラを使ったフェイストラッキング、フルボディトラッキングに対応しています。フェイストラッキングはかなり精度が高く、カメラに向かって正面を向いていれば、正確に瞬きや口の動きを捉えてくれます。サンプルアバターも用意されており、手軽に試すことができます。
まず、ブラウザで https://3d.kalidoface.com/ にアクセスすると、何もせずともサンプルアバターが表示されます。
これでアバターを動かすための準備は完了です!
次に、実際にアバターを動かし、さらに OBS にアバターを移すための準備をしていきましょう。
以上で Kalidoface 3D の準備は終わりです。次に、アバターをビデオ会議アプリに映すために OBS の設定をしていきましょう。
アバターを表示させるためのソースとして、ウィンドウキャプチャでブラウザのウィンドウを取り込みます。このとき、「ウィンドウの一致優先順」は「ウィンドウのタイトルに一致する必要があります」を選択することをお勧めします。うっかり別のウィンドウが映りこんでしまう事故を防ぐためです。
次に、グリーンバックを切り抜きます。追加したウィンドウキャプチャに対して、「クロマキー」フィルタを追加します。今回はグリーンバックなので、「色キーの種類」は「緑」です。アバターの色合いに合わせて背景色を変える必要があるかもしれません。
あとは「仮想カメラ開始」を押し、好きなビデオ会議アプリで入力カメラを「OBS Virtual Camera」にするだけです。
VRoid Studio とは、3D モデリングの知識がなくとも、自分のアバターを作成することができるソフトです。VRoid Studio の公式サイト からインストールできます。
VRoid Studio からは VRM 形式でアバターをエクスポートでき、Kalidoface 3D を含む様々なツールでアバターを使うことができます。自分で作ることが難しくても、BOOTH などで購入した服に着せ替えることができます。
通話するときにカメラをつけるのが恥ずかしくても、アバターなら解決できます。自分のアバターを通じて、新たなコミュニケーションのきっかけになるかもしれません。
サンプルアバターを動かしてみるだけでも、あるいはアセットを着せ替えるだけでも、それは立派な表現の一つです。ぜひ皆さんも試してみてください。
接続しているカメラが選択できないときは、ブラウザの設定でカメラへのアクセス権を許可してください。
Kalidoface 3D が動いているブラウザのタブが非アクティブになると、自動的に停止します。Kalidoface 3D のタブが常に見えるようにしてください。
また、長い時間動かしたままにしておくと、なぜかアバターが動かなくなることがあります。諦めてタブを再読み込みしましょう。